ヤマハデスクトップオーディオシステム。Tivoli Audioから乗り換え。
Tivoli Audio(日本仕様版)のチューナーが、ワイドFMにいつまで経っても対応しないのに業を煮やし、乗り換えることにした。
初めて買う、ヤマハのデスクトップオーディオシステム TSX-B235。
ヤマハ デスクトップオーディオシステム CD/USB/ワイドFM・AMラジオ/Bluetooth対応クロックオーディオ ホワイト TSX-B235(W)
- 出版社/メーカー: ヤマハ
- 発売日: 2015/08/06
- メディア: エレクトロニクス
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【送料無料】 ヤマハ 【ワイドFM対応】Bluetooth対応 CDクロックオーディオ(ホワイト) TSX-B235 W[TSXB235W]
- ジャンル: セットコンポ
- ショップ: ビックカメラ楽天市場店
- 価格: 30,580円
いい買い物をしたと思う。
音は、Tivoli Audioに引けを取らない。違和感がない。感度も同様。下手したら、Tivoli Audioよりいいかも。実際、AM波で聞くAM放送の音が、よくなった。
バカバカしいことであるが、これなら、と、引き続きAM波でAM放送で流してしまっている。
実はもう一台、気まぐれで買ってしまったのが、ソニーのマルチコネクトコンポ CMT-X3CD。
ソニー SONY マルチコネクトコンポ CMT-X3CD : Bluetooth/FM/AM/ワイドFM対応 ホワイト CMT-X3CD W
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- メディア: エレクトロニクス
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これは、失敗だった。
最近のソニーは、ダメだと言われ続けたかもしれないが、それでもこのところは、いいものを出してきている。そんな印象があって、つい手を出してしまった。
しかし、よくなったのは、見栄えの工業デザインだけであり、この機械に触ること(UI)、機械から得られる体験(UX)は、本当にガッカリだった。ほめたいところが、ない。
まず、ラジオとしての電波の受信感度がよいようには、思えない。BCLブームで一世を風靡したソニーのスカイセンサーシリーズの矜持は、いったいどこに行ってしまったのだろう。
AM波の音が、いかにも「AM波ですよ」みたく、安っぽいのである。
おそらくこの手のクラスのラジオは、ソフトウェア受信機によって、音の調子はコンピュータプログラムによって、いくらでも変調できるのだろうに。ヤマハと比べて、いったいこれはなんなのだろう、ガックリ。
製品には、AMループアンテナと、FMワイヤアンテナが付属し、本体にはアンテナ端子がある。しかし、このコネクタが、特殊なものになっている。ソニーのサポートに電話をして、このコネクタは何かと尋ねたら、
専用部品です。オプションでお売りできるものではありません。
専用アンテナ以外を付ける行為は、改造に当たります。
返す言葉がない。(サポートの人自身は、よい人だったが、そのような回答を語らせるソニーには、ほとほと、打ちのめされた。)
"専用部品"なわけないだろ。と、何年ぶりか秋葉原の町を歩いた。
https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-0BPH
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あとは、これにテキトーに電線を張ってみることにした。
感度問題は、これで我慢する。
しかし、どうしようもないのが、本体のボタン操作性。
ボタンをタッチをしてのレスポンス。結果が返ってくるまで、何をするにしてもワンテンポ、とにかく、待つ辛抱をしなければならない。
これには、出始めの頃(家電エコポイント以前)の、地上デジタルテレビ受信機の辛抱を思い出したが、このソニーの場合は、それに輪を掛けたストレスである。
テレビなら、まだ、圧縮動画の展開に時間がかかるのだろう、と構える忍耐を持てる。しかし、AM波、FM波の音声(動画ではない、音声)の処理に対して、どうして時間をかける必要があるのだろうか。
フツーのトランジスタラジオと桁一つ違う買い物をしておきながら、得られる体験がこの程度。
ラジオ好きなら、こんなデキのものを商品として出荷することは思いとどまるはずである。
他にも、リモコンで提供する機能についても、そう。
ソニーは、製品に愛情を注いでいるのだろうか。